赤道儀



デジットでステッピングモーターを購入したので、デジカメ用に小型の赤道儀をつくってみました。0.75°/SETPなのでウォームギヤで1/60に減速すれば、約3秒ごとに1ステップで星を追尾することになるので、f=50mm程度までなら、ほぼ点で写せそうです。


 ウォームギヤを付けたところ。


 ホームセンターで買った15x20のアルミ角材を利用。

 普段は、南向きの窓際に置いて使っていますが、三脚にも取り付けられるように、1/4インチネジを切ってあります。


 Velbon QHD-21自由雲台を取り付けました。

 ギヤにごみが付かないように、造形用プラスチックでカバーを作りました。


 ケースの内部



 基板の裏面

 外観


 f50-230mm 1:4.5-6.7 375gの望遠レンズを付けてみました。

 軽量の望遠レンズでも、強度やトルクにかなり無理があります。東に向けると、トルク不足で持ち上がりません。


 試しに、f=230mmで撮影してみました。


 約3秒のステップでは、はっきりわかるほど星像が流れます。



 回路図

 8bitマイコンでも十分なのですが、在庫の関係でPIC32を使用しています。
 USBコネクタは、シャッター制御(FUJIFILM X-M1)用です。コンポジット撮影も自動でできるので、楽ちんです。

 ユニポーラのモーターですが、回転数も遅く、消費電流も抑えたいので、今回は1C,2Cを使用せず、バイポーラで駆動しました。
 4.5Vでは、モーターのトルクが小さいので、カメラを、その重量が軸の回転を妨げる向きにつけると、回転が止まってしまいます。もう一段減速すればいいのですが、加工精度を確保するのが大変なのと、それ程不便を感じていないので、当分このままです。


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